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日本洋服トップチェーンという、５０年以上の歴史を持つ、
紳士服のボランタリーチェーンがあります。

その昔、紳士服の仕入れは圧倒的にメーカーが強く、小売店は弱小ゆえ、
メーカーの言うまま、悪条件を飲まざるを得ませんでした。

そこで小売店たちはメーカーに対抗すべく力を結集し、
共同で大量に仕入れることでバイイングパワーをつけ、メーカーに対して
有利な条件で交渉できるようになりました。

それがトップチェーンが発足したきっかけだったのですが、その当時の
メーカーのメンツを見ると、今や全国チェーンになっている大手各社に加え、
何とユニクロもこの協同組合の出身です。
（※当時は小郡商事という名前で加盟しておられました）

発足当時は力を合わせて協力関係にあった組合員たちでしたが
やがてそれぞれが全国展開を狙うようになると、それぞれのテリトリーを
お互いが脅かす敵対関係となります。

それぞれが上場して力をつけ、メーカーに対して強い力を持つようになると
協力し合わなくてもよくなります。
やがて次々に組合を脱退していきました。

弊社がこの組合に加盟させていただいたのは、それからずいぶんと後のこと。
約１０年ほど前になりますが、今では規模は小さいながらも真面目に洋服づくりに
取り組んでいる数十社と協力しあって現在も活動を続けています。

一応、今年から「副理事長」の肩書をいただいたワタクシ。
本日、火曜日はお店は定休日なのですが正副理事長会議に出席するため
組合事務局のある名古屋にやって来ました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まもなく名古屋〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名古屋でございます


洋服屋にとって愛知県は「第２のふるさと」と言っていいほど縁の深い場所。
愛知県は一宮市に古くから営む生地メーカーさんがたくさんありますし、
紳士服メーカーもたくさんあります。

今でこそ弱体化はしましたが、それでも世界に誇る希少な生地を作る真面目な
生地屋さんがいくつもあり、弊社も大変お世話になっております。

今日は４時間だけの滞在でしたが、実りある会議となりました。
ゴールデンウィークが終わり、落ち着きを取り戻した新幹線。

今から帰ります。