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社員研修旅行行って来ました(その3)

あらためて尾州の「ションヘル」を使った生地屋さんの話。

想像していた以上に古い💧工場。
クーラーもなく💦

そんなに広くない空間に20台ものションヘルが所狭し!と並べられ、フル稼働。

幅150センチに並んだ縦糸に「シャトル」と呼ばれる横糸を通す木製の楕円形の物体が
ヒュンヒュンと音を立てて、行ったり来たり。
結構なスピードなんですが、これがしょっちゅう引っかかったり止まったりと、よく止まりますねん💦

「そりゃ、一反織るのに3日かかるわ。(゜゜;)」
と率直に思いました💦
作業を見守るスタッフさんたちも、止まってる機械の世話に追われて休むヒマなし!


仕上がった生地は素晴らしいけど、それはこのタフな現場を通りすぎて出来上がったもの。
感謝の念が湧き上がりましたよ。
大切に扱わなきゃ。

工場の方々と色んなお話をし、情報を交換。
やっぱり現場に来たら理解が深まるなあ。(*´-`)

そのあとは名古屋市内に出て、松坂屋百貨店のプレタスーツ売場をみんなで視察。

「ゼニア」や「トム・フォード」といった超一流ブランドのショップに行って、
色々試着させていただいたり、最新のプレタポルテの情報を販売スタッフさんから伺いました。

以前も書きましたがゼニアはカジュアル志向が強く、スーツというよりカバーオールやブルゾン的な服がメインに展示されてました。
「トリプルステッチ」と呼ばれるスニーカーも極薄になめした鹿皮を使った、柔らかい材質のものが新たに出たり、進化しているようです。

そんな中、ゼニアはスーツの裾値は約60万円。
トムフォードも60〜80万円と「為替の影響が大きい」と販売スタッフさんも説明しておられましたが、以前より2〜3割高額になっていました。

「もう下がることはない」ということもおっしゃってましたが、あながち大袈裟な話ではないなと思います。

洋服作りから販売まで、1本の川に例えると上流から下流までを見てまわった初日でしたが、実り多い1日になりました。

                                       (つづく)