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研修2日めはニット工場見学しました
さて研修2日め。
綺麗に晴れて富士山を拝みたいな、と思ってたけど残念ながら薄曇り。
甲斐市内は360°をグルッと見渡したら、周りを3000メートルクラスの山々が取り囲んでいる
圧巻の土地なのですが、富士山どころか近所の山すら頂上を確認できないくらい曇っておりました。
夏場ってあんまりスッキリと富士が見える日がないらしく、残念だけどやっぱり富士山は冬場の方が
見頃なんでしょうなあ。

お世話になった甲斐のホテル。ありがとうございました。
甲斐適、いや快適でした(うわ、寒っ!(꒪ ꒪ ‧̣̥̇))
「9時半にロビー集合ね」
と言ってあったのですが、 大阪店のスタッフ長谷川が来ない………
5分経っても来ないから「こりゃ寝坊しとるな」と思って、彼の携帯に電話を。
そしたら全然知らん人の声で「もしもし……」と。(゜゜;)
先方は
「あのー、こちらは◯◯タクシーなのですが、この携帯電話を昨夜お客様がお忘れになり
まして、当方でお預かりしておるのですが……」
と💦
ちょうどそのときロビーに降りてきた長谷川が「携帯がない!」と大騒ぎ。
はいはい、取りに行こ、と言いつつクルマで出発しました🚙
無事に携帯も長谷川の手に戻ったところで本来の目的地である、昨日も登場した私の盟友
木村くんが経営する【小林メリヤス】さんに向かいました。

小林メリヤスさんは南アルプス市という雄大な景色が広がるところにあります。

1949年に創業された76年の歴史を持つ老舗のニットメーカーで、この地でずっとニットを作り続けて来られたとのこと。
木村くんは小林メリヤスさんの3代目社長。
ご結婚後、奥様のご実家であるこちらの会社に入社する際、
「高橋、どう思う?」
と相談を受けました。
当時は生産拠点が日本国内から中国を筆頭に、アジアへ移行しはじめていた頃。
メリヤスとスーツという違いはあれど、同じ糸へん。(つまり繊維関係の仕事という意味です)
スーツの生産拠点もグググッと中国に移りかけていたときであり、今後国内の生産は衰退の一途であるように私には見えたので
「やめた方がいいと思うぞ」
と正直に答えました。
すると彼は
「そうか……… でももう『やります!』って返事してしもてん…………」
と。(ガクッ)
「それやったら相談して来るな。(^ ^;)」
と言うて笑ったものですが、あれから30年。
オーガニックコットンという、環境と肌に優しいコットンを材料に、自然派で優良なものづくりにこだわった彼は見事に好業績で会社を支え、発展させてきました。

会社の歴史を語る木村社長

同じ繊維ではありますが我々の扱う、いわゆる「織り物」と、彼の扱う「編み物」では作り方がまるで
違います。
織り物は2本以上の糸を縦横組み合わせることで一つの布にしますが、編み物は一本の糸で作られているんだとか。
だから解けば一本の糸に戻るんだそうです。(当たり前ですな💦)


一台一千万円以上する機械を何十台も動かしながらの服作り。
木村社長自ら説明してくれました。
ふう、しかし設備投資、大変やなあ💦

スヌーピーのコミック柄の編み物。
これも一本の糸から作られているなんてスゴイなあ。

製品にしてから洗って、風合いをより良くしたり、それ以上縮むことを防いだり。
これはスーツ地でも同じことをやります。

神戸を代表するキッズ、ベビー服【ファリミア】さんの製品も作っておられます。


可愛い服がいっぱい。
ああ、赤ちゃんほしいなあ。

AIペットロボット【ラボットくん】と戯れる山内。
ラボットくんの着ている服も小林メリヤス製なんですって。

木村社長、小林メリヤスの皆様、ありがとうございました。